派遣保育士とパート保育士ってどう違う?派遣で働くメリットと特有の悩み
2023年9月29日更新最近は派遣の保育士さんもますます増えています。
派遣の保育士さんならではのメリットもある中で
独特の悩みも色々あるようですね。
派遣保育士とは パートとの違いは?
「派遣とパートってどう違うの?」
とよく質問されますが
派遣の保育士さんとは
- 保育士が雇用契約を結ぶのは園ではなく派遣会社
なので、保育園の求人に直接応募して採用されたパートさんとは
雇用形態が異なります。
派遣の場合は勤怠管理やお給料の支払いなどすべて派遣会社を通じて行われます。
また派遣の場合は
- 契約期間が定められている
ので決められた期間での勤務となります。
通常3ヶ月や半年で更新ありというものが多いですが
保育士さん側も園側も双方が希望しなければ更新はされることはありません。
(契約更新は最長3年間までと定められています。)
妊活などで期限を区切って働きたい方にも人気の働き方となっています。
派遣保育士さん特有の悩みごとも
派遣保育士さん特有の悩みとして代表的なものをピックアップしてみます。
想像していた勤務とのギャップ
派遣で働く場合の悩みとして多いのが
想像していた勤務形態とのギャップです。
- 保育士の資格を活かして派遣されたのに実際はほとんど雑用ばかりさせられる
- 自分よりかなり年の若い担任に雑用でこき使われるのが嫌
などという悩みがある一方で
- 派遣は担任なしのフリーだと思っていたらいきなり担任となり行事や書類業務などすべて任されてしまった
という全く正反対の悩みも良く耳にします。
園側からすると派遣保育士さんというのは
保育のプロとして即戦力として扱われます。
一方で園によって派遣の人に対するスタンスがそれぞれ全く異なるのが実情です。
派遣の人は補助業務という園もあれば
派遣も常勤と同じ扱いという園もあり、実際勤務してみるまでわからないことも多々あります。
あらかじめ希望があるなら派遣会社側に質問しておく方が良いですし、
派遣会社側に事前に確認していたのに関わらず大きな違いがあれば派遣会社の担当に相談すべきです。
派遣された園の細かいルールがよくわからない
派遣保育士さんは園側からすると
即戦力です。
ですので最初から細かい説明などはあまり受けられないのが実情です。
派遣保育士さん側からすると
保育自体については経験豊富であっても
その園独自の細かいルールなどはよくわからないまま勤務となります。
例えば掃除の仕方やタイミング、保護者対応の仕方、事務仕事に関わるあれこれなど
その園では当たり前となっていることでもこちらからするとわからないことは山ほどあります。
よかれと思ってやったことで注意を受けてしまったという悩みもあるようです。
こういった問題については保育士さんに限ったことではなく派遣社員ならだれでも起こりうるものです。
やはりこちらから積極的に教えていただくという気持ちで確認しながら
進めていくほかはありません。
皆さん忙しそうでなかなか聞きづらいことも多いでしょうが
うまく様子をみて学びつつ、タイミングを見計らって確認すべきことは確認し
徐々に慣れていくしかないのではないでしょうか。
そのうち聞きやすい人やタイミングもわかってきます。
派遣保育士として働くメリット
派遣のメリットとしては
勤怠管理を派遣会社が行うため
常勤の保育士に比べて時間外勤務などは起こりにくいです。
もし時間外勤務があれば派遣会社を通じてきちんと手当を請求できます。
また派遣だと疎外感を感じるということも聞きますが
裏返せばそこまで人間関係に深入りしなくて良いということでもあります。
通常のパートだと結構巻き込まれてしまいますからね。
その点では派遣だと期間満了まで・・・と割り切って働くこともできます。