地域限定保育士試験はメリットだらけ 是非利用して欲しい制度の詳細と令和4年度の日程
2022年4月21日令和4年度の通常の保育士試験の日程は
- 前期
- 筆記 令和4年4月23日,24日
- 実技 令和4年7月3日
- 後期
- 筆記 令和4年10月22日,23日
- 実技 令和4年12月11日
の2回ですが
この他にも地域限定保育士試験が実施される予定です。
地域限定ってそこでしか働けない資格でしょ?とか
関係ないなーと思っている方も多いかも知れませんが
地域限定保育士試験は保育士試験受験生にとっては大チャンスでもあるのです。
令和4年度 地域限定保育士の実施場所と日程
現在実施が明らかになっているのが
- 神奈川県
- 大阪府
の2か所です。
神奈川県>>>【神奈川県HP】令和4年神奈川県保育士試験
大阪府>>>【大阪府】保育士試験
神奈川県の日程は
- 令和4年8月13日(土)14日(日)
となっており
郵送での受験申請締め切りは
5月7日(土)消印有効です!
大阪府の日程はまだ公表されていません。
そもそも地域限定保育士って?
地域限定保育士試験と通常の保育士試験は筆記試験の内容自体は基本的に同じです。
地域限定保育士試験に合格すると一定の期間(3年間)はその自治体でのみ保育士として働くことができます。
逆に言えばその期間(3年間)が終われば通常の保育士資格と変わらず日本中どこでも保育士として働くことができるのです。
この制度は待機児童解消のために保育士を確保するために
国家戦略特区限定保育士として新設された制度です。
地域限定保育士の何がチャンスなの?
この地域限定保育士
3年間はそこでしか働けないなら遠いから関係ないかなーと思うかも知れませんが
保育士試験の合格を目指す方には色々メリットがあるんです。
地域限定試験での筆記の合格科目は次の全国共通試験に引き継げる
現在保育士試験ではご存じのように筆記試験の部分合格が通常3年間認められています。
筆記試験は9科目ありますが一度にすべて合格できなくても合格点に達した科目は
その後3年間は合格が有効となり、合格点に達しなかった科目のみ次回受験すればOKです(教育原理と社会的養護は二つで一つの扱い)。
地域限定保育士試験でもこの部分合格の制度が認められているので
地域限定保育士で合格した科目はその後通常3年間の通常の全国保育士試験で免除となります。
つまり地域限定保育士試験は免除科目を増やすチャンスです!
特に働きながらなどで長期計画で合格を目指している方は
遠方であっても受験しに行く価値は充分あります!
実技試験の代わりに5日間の講習を受けることで資格を取得できる
これも大きなメリットのひとつですが、
筆記にすべて合格した後に全国試験では実技試験に合格しないと保育士資格は取得できません。
しかし地域限定保育士試験は実技試験の代わりに
実技講習として5日間程度の研修が実施されます。
この研修を受講し修了すれば実技試験が免除となるのです。
ですので実技に苦手意識がある方、緊張しやすい方にはかなりおすすめなのです!
でも3年間その自治体で働かないと通常の保育士資格とならないんだよね?
これも勘違いしている方もいらっしゃるようですが
地域限定保育士の
- 合格した場合合格後3年間はその自治体のみで働くことができ、
その後は全国で通常の保育士として働ける
というのは、
必ず3年間はその地域で働かなくてはいけないという意味ではありません。
全国どこでも働ける通常の保育士資格は3年間働いていようがいまいが関係なく3年経過すれば与えられます。
ですので遠方の場合や家庭の事情で働くことができなくても
3年経てば通常の試験合格者と同じ保育士資格を取得できるのです!
3年も待っていられないから早く資格が欲しいからやっぱ関係ない?
逆に3年も待っていられないという場合は
地域限定保育士試験を筆記のみで利用し、通常の試験の実技試験を受けて合格すれば
すぐに保育士として登録できます。
春(通常試験)、夏(地域限定試験)、秋(通常試験)で全科目合格という計画も立てられます。
地域限定保育士試験は利用価値が高い制度
以上のように地域限定保育士試験は保育士資格を早く取得するためには
きわめて利用価値が高い制度となっています。
このようなチャンスを是非ステップアップに役立ててくださいね。