神奈川県 保育士確保のための優遇施策 2021年度現在の状況は
2021年10月20日
神奈川県でも保育士確保のための優遇制度が充実しています。
2021年度(令和3年度)現在実施されている主なものをまとめました。
働いている保育士さん向けのもの、保育士を目指す方のためのもの、
潜在保育士(資格を持っているが保育士として勤務していない方)向けのもの
それぞれわけて紹介します。
神奈川で働く保育士さん向けの優遇施策
1戸あたり8万2千円を上限とした保育士さん向け家賃補助
横浜市、川崎市、藤沢市などでは8万2千円を上限とした
借り上げ社宅に対する家賃補助が受けられます。
この制度は自分で申請するものではなく園によってある、なしが異なります。
転職希望の場合は必ず事前に確認してください。
神奈川県の保育士さん向け家賃補助についての詳細は下にまとめています。
未就学児を持つ保育士に対する保育料の無利子貸付
令和3年度から新たに神奈川県で保育士として勤務する場合、または
産休・育休などから復帰する場合に
1年間保育料の一部として無利子で貸し付けが受けられます。
金額は保育料の半額となっており
月27000円
が上限です。
認定保育所などで週20時間以上勤務する保育士さんが対象です。
詳細は>>>【神奈川県 福祉人材センター】未就学児を持つ保育士に対する保育料の一部貸付事業のご案内
神奈川県 潜在保育士さんのための優遇施策
就職準備金の貸付(返済免除あり)
離職中や勤務経験のない保育士有資格者が神奈川県の認定保育所などに新たに週20時間以上勤務する際、
20万円までを準備金として無利子で借りられます。
ただしこの制度を利用するためには
神奈川県のかながわ保育士・保育所支援センターに求職登録したあとに
新たに就職する必要があります。
2年以上勤務すると返済免除となります。
この貸付は自分で必要書類をそろえて申請すれば受けられるので
2年以上神奈川県で保育士として勤務するつもりの方は是非とも利用して欲しい制度です。
必要な手続等はこちらから確認できます>>>【神奈川県 福祉人材センター】保育士就職準備金について
神奈川県 保育士資格取得を目指す方のための優遇施策
地域限定保育士試験の実施
神奈川県では通常年2回の全国共通保育士試験の他に
地域限定保育士試験を制度ができてからずっと実施しています。
地域限定保育士試験は受験チャンスが増えるだけではなく
神奈川県の場合は実技試験がなく5日間の実技講習を受けることで実技試験が免除となります。
つまり実技が苦手な方でも筆記試験合格後講習を受けることで実技試験なしで合格できるということです。
地域限定保育士試験は日本全国どこに住んでいる人でも受験することができますが、
合格後3年間はその地域で勤務しなければなりません。
登録後3年経過すればどこでも好きな場所で勤務可能となり、
取得した保育士資格も全国共通の試験と全く変わりなく同じものです。
つまり神奈川県の地域限定保育士試験は
- 合格後3年間は神奈川県で勤務する
という縛りだけで
あとは通常の保育士資格と変わりなく
- 筆記に合格すれば実技試験免除
となるのです。
神奈川県の地域限定保育士試験は令和3年度は筆記が8月
実技講習が10月頃行われています。
神奈川県在住者じゃなくても受けられるこの試験、
資格を取った後も家賃補助などの制度を使って働くことができるので
早く資格を取りたい人などにとってもおすすめです。
令和3年度の神奈川県地域限定保育士試験の概要、問題・正答などはこちらから見られます
>>>【神奈川県HP】令和3年神奈川県保育士試験
就学資金貸付(返済免除あり)
神奈川県では資格取得のための保育士養成施設に就学している人向けの貸付制度があります。
- 神奈川県在住 または
- 神奈川県内の保育士養成施設に通学中
の方向けに、
学費を月5万円を上限として2年間借りることができます。
卒業後、1年以内に保育士登録し5年間神奈川県で保育士として勤務すると
原則返済免除となります。
こちらは通学する学校を通して申請する制度となっています。
他の補助を受けていないことや保証人を立てる等の要件があります。
詳細は>>>【福祉人材センター】神奈川県保育士就学資金貸付事業のご案内
千葉県もかなり充実していますよ