神奈川 保育士確保のための優遇処置 平塚市では100万円貸付も!
2023年12月8日更新保育園に入園したくてもできない待機児童を解消するため、
地方自治体独自の政策が色々と実施されています。
最近では保育士確保のための、
借り上げ社宅の家賃補助などが一般的ですが
神奈川県平塚市は、転入して就職する保育士に
最大100万円の貸付を行うと発表しました。
平塚市 転入して就職する保育士に無利子で最大百万円の貸付制度
神奈川県平塚市では、2017年4月から、他の自治体から転入して保育士として
民間保育園などに勤務する保育士を対象に最大で100万円の貸付金制度を始めると発表しました。
この貸付金、使い道に規定はなく、
無利子というだけでもすごいのですが、何と
市内の保育所に5年以上勤務すれば返済不要なのです!
実質的には前払いされる一時金だとも言えますね。
平塚市では過去2年ほど待機児童0を達成していましたが、
2017年2月現在で200人超の待機児童がおり、少しでも解消できるようにと
この政策を打ち出したそうです。
また、1歳児を受け入れる国の配置基準は保育士1人に対して6人のところ、平塚市は独自に4人に1人を維持し、
保育士側にとっても、また、保育を受ける側にとっても良い保育環境を確保するよう努めているということです。
参考→→転入して就職の保育士に最大100万円の貸付金 神奈川 平塚
神奈川県 保育士就職準備金 最大20万円貸付制度
神奈川県全体では、保育士資格を有効活用してもらうため、
神奈川県内の保育所に勤務するための就職準備金として最大20万円を県が無利子で貸し付けする制度があります。
貸付を受けるためには
- 保育士登録して1年以上経過している
- 保育所や幼稚園等を離職してから1年以上経過または勤務経験がない
という要件が必要となります。
保育士の仕事にブランクがある方にもピッタリの制度です。
こちらは、平塚市とは異なり、貸付金の使い道もある程度定められています。
詳しくはこちらをどうぞ。
→→保育士就職準備金のご案内
横浜市 保育士宿舎借り上げ支援事業
横浜市では東京都で行われているものと同様の
保育士宿舎借り上げ支援事業があります。
2017年4月から金額や期間が改正されます。
新規に就職して園の借り上げ社宅に住む保育士に対し、
最大8万2千円(共益費含む)の借り上げ社宅の賃料の4分の3を市が補助するというもので、
仮に8万2千円の部屋の場合は、横浜市が最大6万1千円を補助してくれます。
また、補助の期間も従来の5年から10年に延長されました。
これは一人暮らしの保育士にはかなり嬉しいですよね。
詳しい要件などはこちらの自治体のサイトにでています。
→→横浜市 保育士宿舎借り上げ支援事業
但し、一つ注意点があり、この補助は、保育園等の経営者側がマンション等を社宅として借り上げて
保育士に住まわせる場合に適用されるものなので、
転職前に制度の利用の有無についての確認は必須です。
自分の希望にあった
保育所を探すのには、ハローワークなどの他、
それぞれの園の実態を良く知る保育士専門の転職支援サイトも活用してみるのもおすすめです。
保育士専門の就職転職フェアも人気です。
保育士さん向けの就職転職フェアは横浜でもよく開催されています。
どのイベントも、服装自由・入退場自由・子連れでもOKで、気軽に横浜市内や近郊(東京都などの求人もあります)の求人を見てまわることができます。
もちろん、その場で園の担当者と面談もできますし、保育士専門の転職支援コーディネーターに就職や転職についてじっくり相談することができます。
参加は全て無料ですが、予約をしてから参加するとさらにQUOカードのプレゼント等もあり、気楽に一度求人を見てみたい・・・という方にもおすすめです。